第10話・静岡銘菓 こっこ

 はじめに
 さてさて、今回は今年の春先のお話。
 静岡での就職活動から一時的に帰ってきた海ちゃんを指導室に迎えた時のやりとりでございます。
 海ちゃんの静岡土産とは果たして何なのか?って、タイトルまんまなんですけどね(爆笑)では、本編の開始~!

 春先の指導室。
 海ちゃんとみっつはイスに座って雑談をしていたのだが、海ちゃんがおもむろに、
 海ちゃん 「そうだ、みっつ君。静岡駅で、お土産を買ってきたんですよ~。今、渡しますね。エヘヘヘヘ」
 みっつ 「お、マジで?ありがとう!今回は、なんなんだい?常連のうなぎパイかい?」
 うなぎパイとは、ご存知「夜のお菓子」。静岡土産としてはメジャーなので、海ちゃんが毎年、お土産として買ってきてくれていたのである。
 海ちゃん 「いえいえ~。それでは、マンネリになってしまうので、今回はこれですよ~。エヘヘヘヘ」
 みっつ 「ほうほう。なんだろう!」
 そう言いながら、海ちゃんの差し出した袋を探るみっつの目に飛び込んできたのは[静岡新銘菓・こっこ]の文字であった!
 みっつ 「こ、これは!こないだもマンネリ打破って言って、同じくこっこだったよね・・・。」
 そうなのである。前回も同じこっこであった。
 その時は、1箱6個入りのこっこをみっつとラビ、玉ちゃんで分け合ったのだが、箱を開けた瞬間に、
 ラビ 「今、腹が減っているんだよね~。」
 という発言の後、ラビは一気に食べてしまったのであった。
 みっつは不覚にもラビに釣られて食べてしまい、実物を見たのも数分という、全く儚いお菓子だった・・・。
 海ちゃん 「1箱は、前と同じですよ~。だけど、もう片方は工夫していますよ~。エヘヘヘヘ」
 確かに工夫されていた!
 ただの[こっこ]ではなく、なんと[いちごこっこ]だったのである!
 みっつ 「あ、ありがとう。海ちゃん。後で、いただくよ・・・。」
 海ちゃん 「ええ、そうして下さい。それと、こっこの片方はラビに渡して貰えますかね?エヘヘヘヘ」
 みっつ 「ああ、いいよ。多分、玉ちゃんには会うからね。」
 海ちゃん 「ええ、お願いしますよ。エヘヘヘヘ」
 そして、みっつは玉ちゃんに悪いと思いながら、普通の[こっこ]の方を渡し、自分はぺと[いちごこっこ]を美味しく食べたのであった・・・。
                              
 海ちゃん様へ
 大変、美味しゅうございました。毎度、毎度、貰ってばかりで悪いねぇ。でも、地味にささやかな楽しみとなってるので、また個性の強いお菓子を期待していますよ~。(←さりげなく、催促してみたり/笑)
                             
 というわけで、第7話をお贈りしました。どうだったでしょうか?こっこは、美味しいですよ~!機会があれば、お試しあれ~!
 次回は、第11話「札幌ドーム写真コンテスト」です。みっつ達が、どう写真コンテストに関わっていくのか!?どうか、お楽しみに~!

※この物語は事実を元に構成されたノンフィクションです。
           [総監督・原作・監修] 海ちゃん
           [脚本・シリーズ構成] みっつ


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